撮影日付:MAR 18
撮影場所:Noboribetus, Hokkaido, Japan. (北海道登別マリンパーク)
機材:EOS KISS digital + EFs 60mm
「夢十夜」の第一夜の感想:
この小説は愛情知らず、
しかもロマンチックな愛情に憧れている
若い女の気持ちをうまく描いている小説だと思う。
真珠貝で墓を掘ってやった男性の主人公は、
読者の立場から見れば、ばかばかしいかもしれないが、
女にとって、自分のわがままさを包容してくれた人間である。
百年も待つという男性主人公の自我犠牲は、
女にとって最高の愛情表現に違いない。
(でも、男性の側から見れば、
女性の愛情に対するこんな発想は、
わがままで、理解できないことだろうか。)
ちなみに、この小説における
百年も待つ主人公が百合を化かした女に再会する設定は、
中国の長篇小説『紅楼夢』の冒頭の設定に類似している。